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 過去ログサルベージ:ゼファーととりの仙台遠征 後編
こんな時期に今シーズン最高のコンディションを迎えちまってる安比に泊まりで行ってきました。
体がガタガタです。

そしてとりとゼファーのお話しはクライマックスです。


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1998年夏、とりは普通自動二輪免許を取得した。

これはゼファー君ととりの過酷にも壮絶な物語。





1999年夏、心なしか爽やかな風が吹き抜ける杜の都仙台。

 とりはゼファ-君の体を洗ってあげていました。



 「ゼファー君、昨日はお疲れ!」

 「ブブルン(あー、疲れたよ。僕も家の中で休みたいね)」

 「無理だよお。君の体じゃはいらないじゃないか」

「…」



 ゼファー君のシートが壊れていたので、

とりはビニールテープ等を駆使して直してご機嫌をとりました。

疲れのせいでしょうか。二人はどことなくギクシャクしていました。





 仙台に到着して3日目、とりは中学の友達と飲む約束をしました。

お酒を飲むわけですから、勿論ゼファー君を連れて行くわけにはいきません。



 「ゼファー君、今日は飲みにいってくるけど、待っててね」

 「ゴウンゴウン(僕も行きたいなぁ)」

「駄目だよ。ゼファー君はガソリンしか飲めないんだから。」

 「ブゥゥ(…じゃ待ってるよ)」

こうしてとりはバスで駅前へと繰り出しました。






 夜の10時もまわった頃、旧友と盛り上がったとりは上機嫌です

。とりと友人数名は、M君の家で麻雀をすることになりました。

12時にM君の家で待ち合わせです。

とりは一度家に帰ることにしました。







 家に着いて再び出発の準備をしながら、とりは少し考えました。

「M君ちには何で行こうかなぁ。

酔いも覚めたからゼファー君と一緒に行ってみんなに見せびらかそうか。

でもちょっと面倒くさいな。時間もあるから自転車でまにあうし。

そういえばゼファー君、こっちに来てから機嫌が悪いよう。

きっと疲れが抜けないんだ。今日は休ませてあげよう

機嫌の悪いゼファー君はちょっとむかつくし」




 そんなこんなでとりは自転車にまたがり、M君宅へ急ぎました。








 翌日の朝7時。とりたちはテツマン明けでぐったりです。

それでもとりは結構勝ったのでますます上機嫌でした。

とりたちはM君宅を後にし、それぞれ家路につきました。



「いやー、楽しかったな。仙台にいるうちにもう一回くらいしたいなぁ」

朝もやのかかる道を颯爽と走りながらとりは思いました。



もうゼファー君のことなど頭にありません。





 あまりに心地よい朝なので

とりは朝御飯を食べてから眠りにつこうと考え、

家に電話しました。

とり家の朝食は7時半頃からなので、グットタイミングです。

電話には朝食を作っている最中の母が出ました。





 「あ、母さん?今から帰るよ。そんで朝飯食べてから寝るから俺のもよろしく-」



 「あらそう。気をつけて帰ってきなさいよ。」



 「ん、わかった。」



 「ところであんた、何に乗って行ったの?」



 「え?自転車だけど」



 「え?ゼファー君いないわよ」





 …



 …





 …







 は?



とりは電話を切り、全速力で家に向かいます!

しかし機嫌がよいとはいえ酒を飲んで徹夜をした後の体

思うようにスピードが出ません!



ゼファー君がいないゼファー君がいないゼファー君がいない

ゼファー君がいないゼファー君がいないゼファー君がいない

ゼファー君がいないゼファー君がいないゼファー君がいない

ゼファー君がいないぃぃぃぃ
!!!??

なんでなんで??昨日おいてったから?

機嫌が悪かったから?適当にシートを直したから?

わざわざ6号線を遠回りしたから?ハイオク入れてあげてないから?

ちょっと色あせてるとか馬鹿にしたから?

ゼファーくぅぅぅん!






 やっとの思いで家に着いたとり。やはりそこにはゼファー君の姿はありません。


母の早朝ドッキリでないことは確認できました。

あたりを見渡します。何もありません。



ゼファー君はいなくなっていました








 朝食を食べたとりは近くの交番に行き、誘拐(盗難)届を出しました。


お巡りさん曰く

「ここらは窃盗団がかなり組織的でねぇ。

狙われてたんでしょ、きっと。たぶんでてこないよー」











いいから捜せバカヤロー

(対国家権力)








行方をくらましたゼファー君を残し、とりは落胆したまま仙台を後にしました。

滞在期間を4日も繰り上げての、新幹線で宇都宮入りという思わぬ事態

こうしてとりとゼファー君の共同生活は怒涛の展開で幕を下ろしました。





1999年夏。ゼファー君、君はいったいどこに…





ゼファーととり物語



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ほんと返せこの野郎
あの時の青ざめっぷりったらなかった
麻雀は控えめに(そこかい
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2件のコメント

[C253] ご愁傷さまです

まさに波乱の人生にふさわしい?フィナーレでしたね。
一生懸命修理して、あげくに盗まれる・・・昔サイトで「今はバイクを持っていない」って言っていたのはこういう訳だんたんだ・・・。
  • 2007-03-19
  • 投稿者 : ター坊
  • URL
  • 編集

[C254]

基はこれがあったからサイトに文章書くきっかけになったんですよ
ただではころばんっ
  • 2007-03-22
  • 投稿者 : とり@管理人
  • URL
  • 編集

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