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過去ログサルベージ:ゼファーととりの仙台遠征 前編
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モロゾフが凄い勢いでごった返していました。
主にスーツの男性で。 俺も混ざってきましたがね。 主にスーツで。 ゼファーととりもクライマックス 仙台に帰るよー -----------------------------------------------------------------
1998年夏、とりは普通自動二輪免許を取得した。 これはゼファー君ととりの過酷にも壮絶な物語。 1999年夏、太陽も大地を燦燦と照らす8月半ば。 とりとゼファーが出会ってからもうすぐ1年が経とうとしていた。 この夏、とりは一大決心をしていた。 ゼファー君と仙台に帰ろう 宇都宮から仙台まで約300km。二人が出会ってから初の遠乗りである。 とりはこの日のために、ゼファー君に荷物を載せるためのネットを購入していた。 「ゼファー君!いよいよ僕の故郷に君を連れて行くよ!」 「ブルルル!(わーい!!楽しみだなぁ)」 「がんばって乗り切ろうね!」 「ブオンぼうん(うん!張り切っちゃうぞ!)」 「こらこら、張り切りすぎてこけたらスクラップにするぞ(ハァト)」 二人は明日の出発に備えて早めに寝ることにしました。 次の日の早朝、まだ太陽も上がりきっていない午前4時過ぎ。 「ゼファー君、いくよ!二人の愛の逃避行だ!」 「ドルンドルン(いつのも現実逃避だね!そうこなくっちゃ!)」 二人のテンションは上がりっぱなしです。 仙台に行くには4号線をひたすら北上すればいいのです。 しかしそれでは面白くないと、とりは別のルートを選びました。 「よし、まず水戸に出てから6号線で海沿いを北上だ。海の風を感じるぞ!」 二人は颯爽と出発しました。 走って数時間がたったでしょうか。二人は6号線に入りました。 夏とはいってもまだ朝方、とても寒いです。 二人は交差点で止まり、防寒具として合羽を着用しました。 そしてそこで地図を広げ、今まで走ってきた道に印をつけます。 「まだぜんぜんだね」 「ドッドッド(当たり前さ。遠回りなんだから)」 二人はまだまだ北上します。6号線沿いのコンビニが何件か連続強盗にあっていました。 犯人もどうやら北上しながらの犯行らしく 二人は少しビビリながらもちょっと犯人気分で走っていました。 二人の旅はまだまだ続きます。 いくら海側にあるという6号線を走っていても、海が見えるのはほんの少し。 海沿いに走るなんてのはほとんどありませんでした。 「な-んだ、見えないじゃん。つまんな-い」 「ぶぅぅおおぉぉぉ(自分で言い出したんじゃん。ちゃんと運転してよ!)」 二人はもめながらも突っ走ります。 福島に入ると太陽は真上に上り、とりは合羽を脱ぎました。もう汗だくです。 脱いだあとの爽快感がたまらなく、とりはスピードを上げました。 「ぶいいいぃいぃ(あぶないって!もっと落とそうよ!)」 とりは耳を貸しません。 その甲斐あってか、早くも宮城県入り。 仙台市も近くなってくると、今度は雨が降ってきました。 脱いだ合羽をまた着ます。 「なんだよー。雨かよー」 「ドドドド(とばしたりするからだよ。バチだよバチ)」 「そんなこというなよー。もう」 雨の道路をひた走り、とうとう二人はとりの実家へ到着。 その頃には雨も上がっていました。 「さぁ、ここが僕の実家だよ!」 「ブブォン(へー!結構ボロっちいね!!)」 「そ、そんなこというなよぉ。さ、今日はゆっくり休もう!」> こうして二人は長旅を無事終え とり君は家の中で、ゼファー君は道路に面した駐車場で それぞれ旅の疲れを癒しました。 そう、これが不幸の始まりとも知らないで... 1999年夏、二人に起こる大事件がゆっくりと歩み寄る... ----------------------------------------------------------------- 6号線北上とか若いね またやりたい 疲れるけど スポンサーサイト
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