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過去ログサルベージ:ゼファーととりの危機一髪
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ずっと貯めていた小銭を貯金してしまおうと
バッグに入れてATMにむかったんですが、小銭は預けられませんでした。 500枚近い小銭を持った僕の左腕は限界です。 さて、今回はゼファー君とちょっと遠出するお話です。 -----------------------------------------------------------------
1998年夏、とりは普通自動二輪免許を取得した。 これはゼファー君ととりの過酷にも壮絶な物語。 1999年初夏の7月、新緑が目に眩しく梅雨の終わりを告げている。 ゼファー君の体もすっかりよくなっていたので、 二人は友人と共にどこか出かけることにしました。 「ゼファー君、今日はH君と僕を乗せてちょっと遠くまで行ってみようか!」 「ぶぉるる(いいねー。行こう行こう)」 二人はノリノリでH君との待ち合わせ場所へとむかいました。 非常に天気がよい正午のことでした。 待ち合わせ場所である県立体育館に到着しました。H君はすでに来ています。 「ごめーん、待たせちゃった?」 「いや、そんなに待ってないよ。おー、君がゼファー君かー。初めまして」 「グロオオアン(初めまして!今日はよろしく!!)」 しばらくとりとH君の世間話が続き、そろそろ出発ということになりました。 「今日はどこ行こう」 「千本松牧場あたりに行ってソフトクリームでも食うかい」 「いいねぇ」 千本松牧場までは約50km弱。適当に乗り回すにはいい距離です。 こうして3人は千本松牧場に向けてスタートを切ったのでした。 勿論とりが運転、H君が後ろにまたがり、ゼファー君が雄たけびをあげます。 「ブブブオオオン(いっくぞー)」 颯爽と飛び出したゼファー君ですが、体育館出口の信号でトラックが止まっています。 赤信号のようです。 はやる気持ちを押さえ、ゼファー君はトラックの後ろにつきました。 「ドルンドルン(早く信号変わらないかなぁ)」 「まぁまぁ、落ち着いていこうよ。無事故でね」 とりにはもうゼファ-君を入院させるお金はありません。 信号待ちをして1分がたったでしょうか。トラックに異変が。 「あれ、何でテールランプが白く光るんだ?」 トラック突如バック。 3人(2人と1台)には気付いてない様子! 「え、な、は?」 パニくるとり!慌てるH君!! 皆様ご存知のとおり、バイクにはバックギアなんぞ存在しません! 足でこごうにもゼファー君に2人も乗っているために重くてなかなか動かない! 迫るトラック!! 逃げる3人!!! 下がるトラック!! 動けぬ3人!!! とうとうトラックの後部とゼファー君のフロントタイヤカバーが接触! バキッッッ あっという間に吹き飛ぶカバー!! も、もう駄目だ! そんな時とりは重大なことに気付きました。 「あ、クラクションとか鳴らしゃいいんじゃん」 ビーーーッ 音に気付いて止まるトラック。 その時トラックとゼファー君のボディ部分との隙間はほとんどなし。 まさに間一髪でした。 運転手の証言: ここ反応式の信号でしょ?なかなか変わらないから反応してないのかと思って。 そんでちょっと下がったんだよ。ぜんぜん気付かなかった-。すみません 修理代は払います。 あんさー: 修理代だ? 当たり前です。 こちとらトラックに踏まれてこの世とおさらばするんじゃないか ってくらいビビッたんだから慰謝料も欲しいくらいです。 反応式の信号が変わらないって、たいした時間待ってないでしょ。 もっと辛抱しなさい。 っていうか気づけ 俺たちに 業者のトラックだったため、運転手は会社の人を呼んでいました。 その間とりは吹き飛んだカバーを手にもち、ただ笑うしかありませんでした。 会社の人の謝罪もあり、後で修理代を請求するということで決着。 とりはお出かけを中止し 吹き飛んだカバーをバッグに入れて修理屋へとむかいました... 1999年初夏、二人の波乱はまだまだ続く ----------------------------------------------------------------- 遠出できてねー 吹き飛んだカバーはしばらくお守りとし(ry スポンサーサイト
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2件のコメント
[C249] それにしても
- 2007-03-12
- 編集
これで当て逃げだったら最悪でしたね。